Kバレエ タイムズ K-BALLET TIMES

【会員様からの声】大人プログラム発表会「Chance to Dance」体験記 - あなたも舞台に挑戦しませんか?

2025.03.13
バレエレッスン

Kバレエ スクール大人プログラムの発表会「Chance to Dance(CTD)」。2009年より始まった本イベントは今回で記念すべき15回目を迎えます。熱い想いでバレエに向き合う半年間のリハーサルと、スポットライトの中で煌びやかな衣裳に身を包み日頃の成果を発揮する特別な機会とを教師スタッフ一丸となってご提供いたします。
Kバレエスクールをあげて行う一大イベントですので、ぜひ多くの方にご参加いただければ嬉しいですが、とはいえ初めてのことでよく分からない、参加を迷われている方もいらっしゃると思いますので、不安に思っている方のために、前回ご参加いただいいた方へ、初参加時の思い出や、次回CTDへの意気込みを伺いました。

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インタビューNo.1 恵比寿校会員 武田さん

2011年に初めて参加して以来、毎年の恒例行事として出演しています。

バレエの発表会は、綺麗な衣裳を着て照明を浴び、キラキラした舞台で踊るというのも醍醐味ですが、私が本当に大好きなのは、半年間みんなで力を合わせて1つの作品に取り組むリハーサル期間。まるで学生時代の部活動のように時間を共にし練習することが一番の喜びであり、私がずっと出演し続けている理由です。初回のリハーサルで今回の作品メンバーと顔を合わせ、練習を続けていく中で関係を構築し、絆が深まっていく。それも毎回ドキドキして楽しいところですね。

この先のことを考えると健康面や親の介護など、様々な理由で参加したくても参加できない時が来るかもしれません。だからこそ、今この時を大事にしたい。半年という長い期間、ひとつのことに打ち込む機会は人生の中で限られていると感じていますので、もし参加を迷っている方がいらっしゃったら、この機会を逃さず、ぜひチャレンジしてほしいです。

私自身、何度も舞台に立っていますが、毎回緊張してしまい、終わった後には上手く踊れたという実感がありません。今回こそは「舞台を楽しむこと」を目標に頑張りたいと思います。

初参加した2011年(左)今までで1番お気に入りの衣裳(右)歴代の衣裳はすべて大切に保管しています

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インタビューNo.2 横浜校会員 大和さん

初めて参加したのは2018年です。それまでは自分が舞台に出るなんて全く考えられなかったのですが、熊川哲也さんの「一生懸命になれるって大事」という言葉に感銘を受け、実際にCTDを劇場へ見に行ったのがきっかけで、夢中になれる趣味があって発表できる場があり、そこに向かって頑張れるのは素敵なことだなと出演を決めました。

毎回のリハーサルは緊張の連続でした。まず最初に戸惑ったのは、自分の立ち位置が決められていること。縦も横もラインをそろえ、決められた音のなかで次の位置に移動するのは新鮮な経験でした。なかなか振付を覚えられずに苦労しましたが、先生から「先週渡した振付や場所を覚えないと次の注意ができませんよ」と言われたことが今でも原点にあって、その後のリハーサルでもずっと意識しています。

そうして迎えた初本番は、とにかく間違えないよう必死で、これが舞台に出ることなんだなと実感しました。全てが初めてで楽しむ余裕は無かったのですが、同じく初めて出た方や一緒のパートを踊る方と話し合いながら乗り越えることができました。

本番のDVDを見返すと反省点がたくさんあって、それを次こそは自分の中で出来るようになるのが目標ですね。CTDがあるおかげで、日々しっかりとレッスンに通い、ポワントクラスにも参加するモチベーションに繋がっています。

リハーサルは毎回緊張で、いざ先生の前に立つと間違えてしまうことも
終演後、作品のメンバーと先生方との記念撮影