Teachers Training Course / Pianist Training Course T.T.C. / P.T.C.

Teachers Training Course(T.T.C.)とは

世界各地で日本人ダンサーが活躍する時代になりました。日本バレエの高水準を讃えられる一方、国内には教師になるための明確な資格がなく、誰でも教師を謳うことが出来る現状もあります。T.T.C.とは教師の心構えに始まり、身体の使い方、より専門的なバレエ用語、音楽、解剖学、心理学、栄養学やバレエ史を教師の視点から学べ、さまざまな角度から指導に必要な知識を得る事が出来るコースです。
K-BALLET TOKYO芸術監督である熊川哲也自身がこれまでダンサーとして築いてきた経験を基に生み出したメソッドをカリキュラムに取り入れ、K-BALLETでしか触れることの出来なかったノウハウを学ぶことが出来ます。これからバレエ教師を目指す方、正しく知識を学びたいけれど何から始めれば良いか分からない方、指導について悩んでいる方、またダンサーとしてバレエを更に深く学びたい方、正しい教授法を学びたい方など皆さまの受講をお待ちしています。

T.T.C. 現在は開講しておりません

T.T.C.を修了し、充分な実績と教育者としてK-BALLETが定めた基準を満たすことで、K-BALLET 認定校に加盟することもできます

一流のバレエ教育を提供する信頼の教師陣

K-BALLET SCHOOLの教師の多くはK-BALLET TOKYOで活躍している、活躍していたバレエスタッフ・バレエダンサーです。K-BALLET SCHOOLでは、 それらの豊富なバレエ経験だけにとどまらず、「Teachers Training Course(T.T.C.)」のカリキュラムを修了した者が教師になっています。K-BALLET SCHOOLでは、ダンサーの誰もが教師になれるわけではなく、しっかりとした研修を受け、教師試験に合格した者だけが教育にあたっています。 現在、現役のダンサーも教えにあたっていますが、勿論、T.T.C.を修了しています。

ピアニストによる生演奏のレッスン

K-BALLET SCHOOLのレッスンは全てピアニストによる生演奏で行われています。最年少(4才)クラスからピアノ演奏にふれることにより、活きたリズム感や音感が身に付くだけでなく、感じ取る心や創造する喜びが自然に養われ、心豊かな人間形成の基礎をつくります。 また、一流音楽大学を卒業したピアニストが奏でる繊細で豊かな音楽は、ダンサーとして不可欠である表現力や個性を伸ばす上でも大きな役割を果たします。 バレエ教師同様、バレエピアニストも特殊な技能を要するため、独自のカリキュラムPianist Training Course(P.T.C)を体系化し、 技術向上のための研修や教育にも積極的に取り組んでいます。
※エンジェルクラスをのぞく

受講クラス

バレエ用語
VOCABULARY
バレエ用語を学ぶクラスです。言葉の持つ一つひとつの意味や、バを分解して、その構成を理解します。
解剖学
ANATOMY
バレエにおける解剖学を学ぶクラスです。関節や筋肉などの正しい基礎知識、バレエの動きに特化した身体の構造やバレエダンサーに起こりやすい怪我の応急処置や予防法、リハビリについて学びます。
音楽
MUSIC
バレエピアニストによる音楽の授業。バレエと密接な関係のある音楽について学び、指導する際のアンシェヌマンにあったリズムやテンポの知識を得ます。また実際にバレエピアニストと実践訓練も行います。
バレエ史
HISTORY
バレエ史を学ぶクラスです。バレエの誕生から現代のコンテンポラリーに至るまで、時代背景や作品背景を学び、深い知識を習得します。
心理学
PSYCHOLOGY
心理学のクラスです。年齢に応じた能の発達や適した向き合い方、効率的な指導やスキル獲得、スポーツ心理学などバレエ教育を心理学の視点からアプローチします。
栄養学
NUTRITION
栄養学のクラスです。バレエダンサーには欠かせない体調管理の知識として知っておくべき基礎知識を専門家より学びます。
バレエクラス
BALLET CLASS
実際に身体を動かし、各科目の学習内容を体得することを目的とします。レッスンの中でK-BALLET SCHOOLのプログラムを学び、実践レベルで理解を深めます。

システム

全クラスの受講終了後、筆記・実技資格試験を行い、合格者にはK-BALLET SCHOOL Teachers Training Course 合格証が授与されます。
*合格者は決められた表記方法「○○年 K-BALLET SCHOOL Teachers Training Course 合格」と自己プロフィールに記載することが許可されるほか成績優秀者にはK-BALLET GROUPの専任講師への推薦も行います。

※試験に不合格となった場合は、合格証や修了証などの証書は授与されません。 希望者は再試験を受けることができます(別途、試験料がかかります。)

受講者の声

バレエにおける知識や理論を、ダンサーとしてだけではなく教師として多角的に学んだうえで生徒の前に立ちたいと考えていたので、T.T.C.はまさにそれを全て叶えてくれるものでした。講義も試験も大変ハードな内容でしたが、自身のスキルをブラッシュアップして新たな知識を得ることができ、学んだ内容をもとに日々生徒に向き合っています。


K-BALLET SCHOOL教師
泉 有香
2017年 T.T.C.取得

Pianists Training Course(P.T.C.)とは

P.T.C.はK-BALLET 監修のバレエピアニストのための養成講座です。
バレエのレッスンになくてはならない音楽。日本のバレエ教室ではCDでのレッスンが一般的ですが、ピアノでの生演奏を行う教室も増えました。
バレエのレッスンやリハーサルの伴奏をすることができるバレエピアニスト。
ピアノ演奏の技術や知識はもちろん、バレエピアニストのための特別な知識やテクニックが求められる職業です。
K-BALLETは独自のカリキュラムでバレエピアニストを育成し、多くのバレエピアニストを輩出してきました。これまでのノウハウをお伝えすることで、バレエピアニストという職業を知ってもらうこと、そして多くの方にバレエピアニストの門戸を開くことを目的とし開講する運びとなりました。
「専門的に学んでみたい」「興味があるけれどバレエの知識はない」という方におすすめの講座です。

受講クラス


  • バレエクラスの進行と使用楽曲
  • 譜読み、カウントの取り方
    バレエならではのカウントの取り方を学びます。
  • 一般的なバーレッスンの動きと要求されるリズム
  • 一般的なセンターレッスンの動きと要求されるリズム
  • エキストラの拍子(即興)とそのアレンジ
  • 楽曲の分析やアレンジ
  • 実践
    今まで学んだことを実践するクラスです。教師とのやりとりの中で何を求められているか把握し、伴奏をしてみます。
  • バレエクラス見学
    実際にバレエクラスを見学します。授業で学んだことがクラスの中でどのように行われているかを学びます。

※クラス見学(13回を予定)、開催日は別途お知らせいたします。

試験

中間試験(2回)と最終試験を実施予定。

システム

全カリキュラム終了後に最終試験を行い、合格者にはK-BALLET SCHOOL Pianists Training Course 修了証が授与されます。

※試験に不合格となった場合、修了証は授与されません。希望者は再試験を受けることが出来ます。(別途、試験料がかかります。)

受講者の声

座学だけでなくバレエクラスを想定した実習を通して、バレエや音楽の知識を実践的に学ぶことができました。バレエ未経験のためバレエ用語を全く知らないところからのスタートでしたが、一から詳しく教えていただき、受講後さらに研修を経て現在は専属ピアニストとして働いています。バレエを鑑賞することもピアノを弾くことも大好きな私にとってバレエピアニストの仕事はとてもやりがいがあり、充実した毎日を過ごしています。


Kバレエグループ専属ピアニスト
井上 ゆう香
2020年 P.T.C.取得