経営理念 Philosophy

「私たちが目指すこと、私たちの使命」

1. 最高の作品を作り上げること

私たちの第一の使命は、最高の作品を作り上げることです。
一つの作品を作り上げるには、私たちの知識や経験、時間、アイデア、熱量などあらゆることを注ぎ込む必要があります。
また、ダンサーを中心に、演出、衣裳、オーケストラ、すべてが重なり合い調和してはじめて、最高の作品に近づくことができます。
私たちのすべてを結集し、試行錯誤と挑戦、失敗を限界まで積み重ねた先に、かろうじて生まれる最高の作品に到達するために、私たちは活動しています。
そして、私たちの作品に感動し魅了され、自分自身もその場に立ちたいと感じた人が集まり、さらなる作品が生み出されること。
作品が仲間を吸引し、結果として K バレエこそが最高の作品を生み出し続ける唯一無二の存在になること。
それが私たちが目指すことです。

2. 表現したい、踊りたい人々を支えること

最高の作品、特にバレエダンサーの表現の追求、自己表現への覚悟は、それを観る人々を感動させ魅了し、鼓舞し、行動に影響を与えます。
私たちの第二の使命は、作品に魅了され、バレエを愛し、自ら表現したい、踊りたいと感じた人々を支えることです。
年齢を問わず、バレエを通じて、達成感、自己成長、より高いレベルを追求する願望をもつこと、人としてより豊かに過ごすことを実現して欲しいと考えています。
バレエが好き、という純粋な気持ちを持つ方々を支えること、結果としてその方々がバレエを愛し、芸術を愛し、人生をより豊かに過ごせたとしたら、それはとても大きな価値であると考えます。
そのような、バレエを純粋に愛し、表現や踊りを楽しむ、あるいは高みを目指す方々を支える使命が、私たちにはあります。

3. 22世紀の人間形成に寄与すること

私たちの第三の使命は、これからの将来を担う子供達に、より豊かな人生を歩んでもらう支援をすることです。
テクノロジーが社会を大きく進化させる中で、AI では代替できない人間らしさを、バレエが多く持っていると考えます。
感情を育み、音感や身体を鍛え、自分らしい表現を追求すること。
人の喜怒哀楽を理解できる感受性豊かな、芸術を愛せる人として成長すること。
K バレエは単にテクニックとしてのバレエを教える場所ではなく、バレエを通じて本来の人間らしさ、人間として豊かになることを学べる場所であって欲しいと考えます。
子供たちが心豊かに人生を過ごせる人間形成に貢献することが、私たちの使命です。

4. 芸術の発展・深化に貢献し、未来に繋げること

総合芸術としてのバレエは、先人たちが築き上げた歴史や伝統の上に成り立っています。
数百年にわたり幾重にも重ねられた規範、技法、様式があるからこそ、ダンサーの個性がより一層光り輝くことができます。私たちは、先人たちが築き上げたものに最大限の敬意を払い、尊重すべきです。
その上で、それらの歴史や伝統の発展・深化に少しでも寄与したいと考えています。
歴史や伝統は、人々の心が強く動いた出来事、体験の連なり(つらなり)で築き上げられたものだと考えます。
私たちが作り上げる最高の作品に触れて、人々が感動、体感、興奮する、心が動く。その結果、私たちの成し遂げたことがバレエの歴史の一ページ、一文字を刻むことにつながるかもしれません。
最高の作品に挑むことを通じて、先人たちが築き上げた歴史や伝統を継承し、守り、紡ぐ一助になる。
物理的な空間や時間を超えて芸術を繋げ広げていく使命を、私たちは持っています。