熊川哲也 総監督就任、宮尾俊太郎 芸術監督就任のお知らせ
このたび、創設者であり芸術監督を務めてまいりました熊川哲也は、2025年9月1日付で総監督に就任する運びとなりました。
芸術監督には、宮尾俊太郎が就任いたします。
これまでK-BALLETの多くの舞台を支え、内外で豊かな経験を積んできた宮尾は、レパートリーや団体の精神にも深く親しんでおり、熊川が信頼を寄せる存在であり、今回の任命となりました。
熊川は今後も引き続き、グループ全体を統括する立場として、K-BALLET TOKYOでの新作の創造を軸としながら、教育や音楽事業の推進など多角的に注力し、発展を目指してまいります。
また、自ら設立した一般財団法人熊川財団を通し、K-BALLETという枠組みを超えて、より広く社会に貢献すべく活動に取り組む所存です。
今後とも、K-BALLETの歩みに変わらぬご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年7月17日
K-BALLET TOKYO
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宮尾俊太郎よりご挨拶
2004年にK-BALLETの一員となって以来、ダンサーとして、そして振付・演出を担う立場として、数多くの舞台に立ち、創作に携わらせていただいてきました。
この20年、私が芸術と向き合い続けることができたのは、創設者・熊川哲也ディレクターの揺るぎない美学と情熱、そして「K-BALLET」という唯一無二の場があったからに他なりません。
日本のバレエ史に新たな道を拓き、世界水準のクオリティを貫き続けてこられた熊川ディレクターの背中を、私はいつも舞台袖から、稽古場から、心からの敬意をもって見つめてきました。
その志を、これからは私が受け継いでいくべく、K-BALLETが守ってきた芸術性・精神性・品格を礎に、さらに風通しよく、時代と響き合う表現を探りながら、次の世代へと確かなバトンを繋いでまいります。
K-BALLET TOKYOの公演が、お一人おひとりにとって、心解き放たれる場所であり続けるように——
私はこれからも真摯に、舞台と向き合い続けます。
皆さまの変わらぬご支援、ご声援を、心よりお願い申し上げます。
これからのK-BALLET TOKYOに、どうぞご期待ください。
宮尾 俊太郎