埼玉県出身。東京芸術大学音楽学部声楽科、同大学院オペラ科修了。 約3年間ミラノに留学、発声法を中心に学ぶ。ジャンニ・ライモンディ、ロベルト・ネグリ、ジャン・フランコ・パスティネ、カルロ・メリチャーニに師事。 第41回日伊コンコルソ入選。「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロールでオペラデビュー。出演作に、宮本亜門演出「コズィ ファン トゥッテ」のグリエルモ、新国立劇場「ドン・カルロ」、東京オペラプロデュース「蝶々夫人」のシャープレス、「ヴァンパイア」(日本初演)のダーフェナウト卿、「美しいパースの娘」(日本初演)のロスシー公爵、ダリオ・ポニッスィ演出「フィガロの結婚」の伯爵、NHK・BS放送「マダム・バタフライ」のシャープレスなどに出演。
また、東京オペラシンガーズの創立メンバーとして、サイトウキネンフェスティバル、びわ湖オペラシリーズ、東京オペラの森、東京春の音楽祭などの公演で、小澤征爾、サイモン・ラトル、リッカルド・ムーティ,ダニエル・ハーディングなどの世界的著名指揮者と共演。
2006年にバリトンからテノールに転向。2010年二期会「オテロ」のオテロカヴァー及びロデリーゴ、N・サンティ指揮 N響定期「アイーダ」(演奏会形式)エジプトの使者、12年二期会「ナブッコ」のイズマエーレ、13年二期会「マクベス」のマクダフ、東京オペラプロデュース「ラ・フィアンマ」(日本初演)ドネッロ、N・サンティ指揮 N響定期「シモン・ボッカネグラ」(演奏会形式)の射手隊長、17年東京オペラプロデュース「ビバ・ラ・マンマ」(グリエルモ)などに出演。日本人離れした声量と張りのある声で観客を魅了した。また15年の東京オペラプロデュース「戯れ言の饗宴」(日本初演)のジャンネットでは、難しいキャラクターを的確に捉えた歌唱と演技で好評を得た。 また二期会サロンコンサート、二期会サマーコンサート、エイズ幼児救済チャリティーコンサート、日台芸術歌曲コンサート(台北市)、大野和士のオペラレクチャーコンサート、青島広志「オペラ講座」、サントリーホール二期会ウイーク「パイレーツ オブ ブルーローズ」、狛江エプタザール、銀座王子ホール、商船三井客船<日本丸>、富良野<フラノマルシェ2>などでのリサイタル、コンサートでも活躍中。15年の二期会ウイークでは、企画、司会進行、演奏とスーパー・テノールの真骨頂を発揮し、絶賛を浴びた。 国内では並外れた張りと艶のある貴重な声を持つ日本人離れした声量を持つドラマティコテノールである。東京オペラ・プロデュース正会員、合唱団コール・エプタ常任指揮者。