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―Kバレエスタッフが実際にビギナークラスに参加してみました―
Kバレエのスタッフとして日々運営に携わる中で、ずっと気になっていたことがありました。
それは、大人の初心者向け「ビギナークラス」のバレエ体験です。
「現場を知らずして、いいクラスは作れない!」少し勇気はいりましたが、ついにビギナークラスに参加してきました。
正直に言うと、「体験してみたい」と思いながら、なかなか一歩を踏み出せなかったのには理由があります。
それは、「何を着て行ったらいいの?」「場違いだったらどうしよう」「浮いたら恥ずかしい」という不安でした。
学生時代に少しバレエを習っていた経験はあるものの、ブランクは10年以上。
「大人からバレエを始めるのって、勇気がいるなぁ」と思っていたのが本音です。
バレエ体験に必要なものを準備(服装など)
体験にあたり、まずは必要なものを準備しました。
- バレエウェア(レオタードなど)
- スカート(必要に応じて)
- タオル
- バレエシューズ
- 水筒または飲み物
- 髪をまとめるためのヘアゴムやヘアピン
ただ、私は「レオタードは少しハードルが高いな」と感じたので、今回はTシャツ+スパッツという、シンプルで動きやすい服装を選びました。
タイツも履かず、足元はバレエシューズのみ。
髪型は、シンプルにひとつ結び(ポニーテール)。髪が肩より長めの方は、ゴムとピンでまとめておけば大丈夫だと思います。
実際にその格好でレッスンに参加してみてどうだったかというと…まったく問題ありませんでした!
周りの方も、レオタードの方もいれば、Tシャツやスパッツなど動きやすい服装の方もいて、どんな服装でも受け入れてくれる雰囲気があり、とても安心しました。
いざ、体験当日!
いざ当日、受付を済ませてスタジオに入ると、まず目に飛び込んできたのは先生の美しい立ち姿でした。見た目の美しさだけでなく、指先まで無駄のない所作に自然と背筋が伸びます。
レッスンはゆっくりとしたストレッチからスタート。
「事前にストレッチとかやっておいた方がいいのかな…」と思っていたのですが、レッスンはゆっくりとしたストレッチから始まるので、準備運動は不要でした。
スタジオに入った時点では体が硬くても、レッスンの中で徐々にほぐしていくので問題ありません。
最初は、足の指先のほぐしや軽い上半身の動きからスタート。
「よし、久しぶりだけど頑張るぞ!」と少し気合いを入れてストレッチした結果、いきなり足がつるというハプニングもありましたが(笑)、先生が「無理しないでね」と優しく声をかけてくださり、安心して進めることができました。
その後は軽い腹筋運動へ。「あれ? 昔はもうちょっとできたはず…」と苦笑いしながら、でも少しずつ体が思い出してくる感じが気持ちよかったです。
軽い腹筋運動の後は、基本のバーレッスンへ。
美しいピアノ伴奏に合わせて、プリエ(膝の屈伸)、タンジュ(足を伸ばす動き)などの基本の動きを丁寧に行いました。
一つひとつの動きに集中することで、自然と姿勢が整い、呼吸も深まっていくのを感じられました。
もともとは「運動不足の解消になれば」と思っていたのですが、これはもう、想像以上に心が軽くなる時間。日頃のストレスがふわっとほどけていくようで、リフレッシュにも最適だと感じました。
そして後半は、センターレッスンへ。
後半のセンターレッスンでは、バーレッスンで慣れてきた体を使いながら、
実際に回転やジャンプといった動きにもチャレンジします。
“ビギナークラス”という名前の通り、無理のない優しいレベルで構成されているのですが、
それでもしっかりと「これぞバレエ」という動きが含まれていて、体を使って踊る楽しさをしっかり味わうことができました。
「難しすぎてついていけない…」ということはなく、
でも「ただのストレッチで終わるわけでもない」。
初心者でも、“バレエらしさ”をしっかり感じられるレッスンでした。
レッスン後の変化は…?
レッスン後は程よい疲労感とともに爽快な気持ちに。
筋肉痛は翌日もしっかり感じられ、体重も0.5キロ減りました。
たった1日の体験でしたが、ダイエットやストレス発散など、さまざまな効果を実感することができました。
毎日は難しくても週に2回くらい続ければ、体のラインも変わり、美しくなる実感が持てそうです。
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【筆者プロフィール】
2025年に株式会社K-BALLETに入社し、現在はスタジオ事業について日々勉強&研究中。
趣味はゲームと青汁づくり。健康的な生活を目指しつつも、なかなか継続が難しい30代です。今回の体験をきっかけに、今後はビギナークラスに最低週1回通うことを目標にしています!