Tetsuya Kumakawa K-BALLET CCOMPANY Symphony No.9 ベートーヴェン第九

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バレエ×オーケストラ×合唱が織りなす夢の饗宴 熊川哲也が創造する至高の総合芸術

芸術監督・熊川哲也が語る!ステージ界騒然の新作バレエ「第九」、制作進行中!!

新作バレエ『第九』は赤坂ACTシアターのプレミアム・オープニングを飾る作品となります。『第九』といえばベートーヴェンが1822〜24年に作曲したあまりにも有名な大曲ですが、ご自身のバレエ作品として手掛けようと思ったのは?
今回のACTシアターのオープンは赤坂再開発という一大プロジェクトの一環でもあります。この華々しいイベントに際して、どんな演目を上演するのが最もふさわしいかと考えたとき、すぐさま頭に閃いたのが『第九』だった。いつも僕が作品を作る時は音楽にインスパイアされるところが非常に大きいわけだけれど、それこそ『第九』はかなり昔から頭の片隅にあった題材で、いつか自分のバレエ作品を作りたいというのはずっとありました。その積年の思いと、今の自分自身のバレエに対する思い、そして劇場のオープンというスペシャルな場を飾ることへの思い、そうしたすべての要素が今回、僕の中でシンクロした気がする。もちろんそこには、ベートーヴェンという偉大な音楽家に対する思いも含まれます。彼が晩年に作曲した『第九』は、それ以前の交響曲の常識を大きく打ち破って、のちの音楽家たちに影響を与えたわけですが、そんな彼が送ってきた凄絶な生涯にはやはり一芸術家として感銘を受けるし、共感する部分も多いですから。
現段階で考えている作品コンセプトは?
ひと言で言えば「地球」そのものです。もともと僕が持っていた『第九』のイメージは、たとえば「大地の産声」であるとか「生命の誕生」。そういう何かが生まれ出ずる瞬間の躍動、マグマが噴き出すようなエネルギーの放出を想起させるような力強さが『第九』にはあるんですよ。それをバレエとして表現したいと考えたのが構想のスタート地点だった。そこからどんどんイメージを広げていくうち、悠久の地球をめぐる壮大な物語が僕のビジョンとして生まれました。はるか遠い昔、地球が形成され、そこに生物が誕生し、生命の営みを繰り返しながら、そして人間の欲のもとに無益な争いを起こしながら今、自分たちが生きる時代に至るというような。現段階での構想としては、第1楽章は「大地の叫び」、第2楽章は「海からの創世」、第3楽章は「生命の誕生」、そして第4楽章ではそれらすべてを統括している“神”なる存在がついに姿を現し、「母なる星」をテーマにさまざまなドラマが展開してゆきます。その中に、歴史への敬意や未来への伝承ということを含めて僕なりのメッセージを込めたい。第4楽章の合唱で歌われるシラーの歌詞で「汝のやさしい翼のとどまるところ、すべての人々は兄弟となる」という一節があるんですが、これが一つのキーワードになります。
現在の制作状況は?
一口に『第九』といってもいろいろな版が存在しますから、まずは音楽スタッフ総動員で世界中の名だたる『第九』のCDを収集することから始めたんですが、今、方向性が固まって音楽の構成を詰めているところです。舞台美術と衣裳については、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『海賊』を手掛けたヨランダ・ソナベンドに依頼しました。彼女は僕が最も信頼する美術家のひとり。つい先日もロンドンで打ち合わせをしてきましたが、僕の構想する『第九』のスケール感を、観客の想像を超える素晴らしい形で実現してくれるはずです。
熊川さんは常日頃からバレエの中での音楽というものをとても重要視されています。これまでKバレエの公演では一貫してオーケストラによる生演奏を採用してきましたが、THEATER ORCHESTRA TOKYOとの共演は高い評価を受けていますね。
いつも言うことだけれど、総合芸術であるバレエの中で音楽というのは本当に重要。オケいかんによって舞台全体が左右されるくらいに大事ですから、当然ながら僕の中で絶対的に妥協は許されません。自分の思うとおりの音を鳴らしてくれるオケであることも含めて「僕の作品」ですから。それに、客席のみなさんも感じてくれていることだと思いますが、本当にダンサーとオケとの調和がうまくいった日の舞台ほど気持ちいいものはないんですよね。バレエをより深く理解しているオケを作りたいというのはカンパニーを設立したときからずっとあって、その目的で結成されたのがTHEATER ORCHESTRA TOKYO。僕の作品や目指すべき世界を認識してくれている素晴らしいメンバーたちです。
今回はKバレエのダンサー総出演ですし、音楽チームにはオーケストラに加えて藤原歌劇団による合唱とソリストたちも共演と、非常に大規模なプロジェクトですね。
そもそも『第九』は音楽としての規模だけでも相当なものですし、それをバレエとして視覚で見せるわけですから、当然スケール感のある舞台に仕上がるでしょうね。というより、オケと歌手たち、我々ダンサーとのコラボレーションで作り上げる舞台ですから、バレエと音楽の魅力が相乗する作品にしなければ意味がない。それぞれの要素をステージ上でどう効果的に見せるかというのも冒険のしどころです。空間の使い方には徹底的にこだわりたい。劇場の特色をフルに生かしつつ、僕なりに大胆にデザインして、今までのバレエとは一線を画したような舞台構造を考えてます。少しだけ明かすと、今回は舞台を張り出しにして、オケも合唱も舞台上に配置します。通常のバレエ公演のようにオーケストラピットもないから、舞台と客席の距離はかなり近くなる。すぐ目の前で踊るダンサーたちの躍動やエネルギーをもろに感じてもらえるような舞台になると思いますよ。

日本のオペラ界をリードする伝統の合唱部 藤原歌劇団合唱部

3/14(金)・15(土)夜・18(火)・19(水)昼・20(木)

野田ヒロ子(ソプラノ)

野田ヒロ子(ソプラノ)
1998年ハンガリーのブダペスト国際声楽コンクールで2位に入賞、ハンガリー国立劇場での『ラ・ボエーム』のミミでオペラ・デビュー後、イタリア・ロヴェレート・ザンドナイ劇場、ドイツのルートヴィッヒハーフェン劇場でも好評を博す。99年イタリアのロゼートゥム・プッチーニ・オペラコンクールで特別賞受賞。2002年第38回日伊声楽コンコルソで優勝。03・06年藤原歌劇団『椿姫』のヴィオレッタで絶賛される。藤原歌劇団団員。

森山京子(メゾ・ソプラノ)

森山京子(メゾ・ソプラノ)
1985年、ニッカ・カルメンシータのオーディションで1位となり、翌年4月サンシャイン劇場において『カルメンシータ』のカルメンを演じる。ドイツのライプツィヒ歌劇場と契約するほか、レッジョ・エミーリアでのヴィヴァルディ『ユディッタの栄光』のヴァーガンズ、テアトロ・ドニゼッティでのジーモン・マイアー、『レクイエム』など海外での活動も続け、2000年3月はルーマニア国立劇場の『カルメン』にタイトルロールで出演。最近では藤原歌劇団のロッシーニシリーズで好評を博し、08年3月にも同団公演ロッシーニ『どろぼうかささぎ』に出演予定。藤原歌劇団団員。

中鉢 聡(テノール)

中鉢 聡(テノール)
ミラノにてボッケリーニの『スタバト・マーテル』に出演。新国立劇場開場記念公演『建・TAKERU』、サントリーホールのホール・オペラ『ドン・カルロ』、『第九』やゲルギエフ指揮による読響のベルリオーズ『レクイエム』などに出演。藤原歌劇団には『ロメオとジュリエット』のロメオ、『椿姫』のアルフレード、『トスカ』のカヴァラドッシを演じ好評を博す。NHK教育テレビ「愉快なコンサート」のレギュラー出演、国際サッカー試合での国歌独唱など、美貌のテノールとして注目を浴びている。藤原歌劇団団員。

久保田真澄(バス)

久保田真澄(バス)
1993年第62回日本音楽コンクール声楽部門3位。94年五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ミラノでの『蝶々夫人』のボンゾ、『椿姫』のグランヴィルなどに出演。95年、チェコのプラハで第4回国際音楽祭に招かれ、モーツァルト『レクイエム』に出演。その後もオーストリア各地でコンサートに出演し、スイスやミラノで『小荘厳ミサ』、ミラノにて『ルチア』のライモンド、『仮面舞踏会』サムエル、『ラ・ボエーム』コッリーネなど多数のオペラに出演。2008年3月藤原歌劇団公演『どろぼうかささぎ』に出演予定。藤原歌劇団団員。

3/15(土)昼・16(日)夜・19(水)夜

佐藤亜希子(ソプラノ)

佐藤亜希子(ソプラノ)
2004年藤原歌劇団に『イル・カンピエッロ』のルシエータでデビュー後、05年は『アドリアーナ・ルクヴルール』のジュノヴ、05年・06年に『ラ・トラヴィアータ〜椿姫』のフローラ、06年には『ランスへの旅』デリアに出演。その後ミラノへ渡伊、第3回ジュリオネッリ国際コンクールに入賞。藤原歌劇団団員。

向野由美子(メゾ・ソプラノ)

向野由美子(メゾ・ソプラノ)
2000年に新国立劇場小劇場オペラ・シリーズに『オペラの稽古』の伯爵夫人でデビュー。その後05年藤原歌劇団に『ラ・チェネレントラ』のティーズベでデビュー。バッハ『マタイ受難曲』『ロ短調ミサ』『クリスマスオラトリオ』、ヘンデル『メサイア』、ベートーヴェン『第九』、マーラー『復活』など多くの宗教曲のソリストも務める。最近では07年藤原歌劇団『蝶々夫人』スズキ役で好評を博す。藤原歌劇団団員。

村上敏明(テノール)

村上敏明(テノール)
2002年オルヴィエートのマンチネッリ劇場『リゴレット』のマントヴァでイタリアデビュー。これまでに03年レオンカヴァッロ国際声楽コンクールで第1位優勝をはじめとする10の国際コンクールで優勝ならびに上位入賞を果たす。『椿姫』アルフレード、『蝶々夫人』ピンカートン、『ラ・ボエーム』ロドルフォ他、多くのオペラで主役を演じ絶賛を博す。07年には第13回フランチェスコ・アルバネーザ国際声楽コンクール優勝、モルドヴァでの第9回マダム・バタフライ世界コンクールでグランプリ受賞。藤原歌劇団団員。

田島達也(バス)

田島達也(バス)
第22回イタリア声楽コンコルソ金賞受賞。第28回日伊声楽コンコルソ第1位入賞。1994年、オペラアリア94プラシド・ドミンゴ世界オペラコンテスト、バス部門日本代表。ミラノのギスランツォーニ劇場での『椿姫』に出演。99年9月『仮面舞踏会』で新国立劇場にデビュー後、藤原歌劇団に2003年『椿姫』のグランヴィルでデビュー。『ロメオとジュリエット』のヴェローヌ大公、『トスカ』のアンジェロッティ、『ランスへの旅』のシドニー卿、『ラ・ボエーム』のコッローネ、『リゴレット』のチェプラーノ伯爵と活躍している。第8回五島記念文化賞オペラ新人賞、第4回上毛音楽賞受賞。藤原歌劇団団員。

藤原歌劇団合唱部は、日本初の本格的なオペラ公演団体・藤原歌劇団(1934年創立)に所属し、同歌劇団の長い歴史と共に数多いオペラの舞台で活躍を続けている。藤原歌劇団公演以外にも、NHK招聘イタリア・オペラの全公演、NHKニューイヤー・オペラコンサート、テレビ・ラジオ放送への出演など、合唱部独自の活躍範囲も幅広い。文化庁芸術祭オープニング『華麗なるオペラ・ガラの夕べ』、パリ・オペラ座バレエ団による祝祭バレエ・スペクタクル『第九交響曲』、ホセ・カレーラス日本ツアーでラミレスの『ミサ・クリオージャ』などで合唱を受け持ち、好評を博している。2005年11月にはEUジャパンフェストで、アイルランドのコーク市に招かれ、初の海外公演で成功を収めた。演技が要求されるオペラへの舞台経験が豊富で、メンバーの一人ひとりが多彩で高度な総合舞台芸術と取り組んでいる。76年から及川貢が常任指揮者として指導にあたっている。

赤坂ACTシアター プレミアム オープニング 新作バレエ「ベートーベン 第九」熊川哲也 Kバレエ カンパニー 熊川哲也 演出・振付

3/14(金)
19 :00  A
3/15(土)
14 :00  B
17 :30  A
3/16(日)
14 :00  B
3/18(火)
19 :00  A
3/19(水)
14 :30  A
19 :00  B
3/20(木・祝)
14 :30  A

A

出演:
Kバレエカンパニー
演奏:
シアターオーケストラトーキョー
合唱:
藤原歌劇団合唱部
独唱:
野田ヒロ子(ソプラノ)
森山京子(メゾ・ソプラノ)
中鉢聡(テノール)
久保田真澄(バス)

B

出演:
Kバレエカンパニー
演奏:
シアターオーケストラトーキョー
合唱:
藤原歌劇団合唱部
独唱:
佐藤亜希子(ソプラノ)
向野由美子(メゾ・ソプラノ)
村上敏明(テノール)
田島達也(バス)

※指揮:福田一雄・井田勝大(日により異なります)

プレミアム席 ¥25,000/S席¥20,000/A席18,000(税込)

  • プレミアム席をご購入のお客様には終演後にプレミアムラウンジにてオードブルやお飲み物をご用意しております。
    Kバレエのダンサーとのひとときをお楽しみください。
  • 本公演はKバレエカンパニー総出演です。ゲスト・プリンシパル出演者およびキャスト詳細は後日発表いたします。
  • 熊川哲也の出演は回復状況により判断いたします。
  • 【お問い合わせ・ご予約】チケットスペース 03-3234-9999 www.ints.co.jp

 
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